越の修武録 令和編

上地流空手道宗家直系春日山修武館 令和元年からの活動記録です。

春日山の火

 スペインの久野先生のお父様から、スペイン支部の合宿VTRを頂いた。スペインの道場は9年前に宗家のお供でヨーロッパをまわった時にお邪魔したことがある。久野先生はあいかわらず姿勢がいい。目にする上地流のVTRはどうしてもパフォーマンス的な過度に力をこめた体つきが多いが、久野先生のは固めてはいるがきれいなんだよな。先生以外はみんな外国人なのだが空手着を着て上地流の稽古してると見ていて違和感がない。すんなり見れてしまう。それだけしっかりとした基本ができているということでもある。なかなかここまで上質な上地流映像は目にできない。肘の幅が宗家とは違うがそれも研究に値する。
 クラスは11名でうち緑以上が6名。今日から11月ということで中心メニューは左のフォームなのだがこの構成だとフリーでもいいみたい。だが初日ということで基本フォームを反復した。渡部君も中1日休んだだけで当たり前の如く復帰。
 同じ大会を年を重ねて見る機会があった場合、派手なKOで敗れた選手や高名な選手に圧倒的差をつけられて負けた選手は、翌年猛烈に強くなって再びその舞台にあがってくるものだ。
 彼もそうあって欲しい。