越の修武録 令和編

上地流空手道宗家直系春日山修武館 令和元年からの活動記録です。

コンパクトだが出場者にとって実りある大会になってほしい

 今年の修武杯は、参加34名というずいぶんコンパクトな大会で、すでに準備もほぼ成った。
 小さいといってもこれが私達の大会であり、心を込めて準備・運営をし、実りある大会としたい。
 64名のトーナメントでも、二回戦に進めるのはその半分であり、エントリーが少なくとも、3人リーグあるいは4人トーナメントが組めれば、出場者は2試合できるわけで、個人の修行の機会としては、それで十分ではないか。私は、心身の耐久性を考えれば一日に多くの試合を課すのが適当とも思えない。
 昨年から、修武杯に意欲をもってくれる者達向けに5月は練習日を臨時に増設している。今日はその増設日で、エントリーが少ないとはいっても、9名も練習に来た。5月は、通常の稽古でも、習う稽古から、意欲をもって自発的練習へと転換するようカリキュラムを組んでいる。生涯の学習においても活かしてほしい。
 あと2週間だが、3月の錬成大会で思うように動けなかった者は、雪辱を期して心して練習してほしいし、思った以上の成績を得た者は、地道な努力を疎かにしてほしくない。
 時間(命)を無駄にせず、有意義に使って欲しい。