越の修武録 令和編

上地流空手道宗家直系春日山修武館 令和元年からの活動記録です。

長岡で

 錬成大会の会場の手続きに長岡にきて、そのまま夜の長岡の稽古にでました。三週連続で長岡の稽古に出ることができ、練習生の技法向上もさることながら、私の中の長岡も濃くなれて、かつ長岡道場生のなかでの私も濃くなれたのならうれしい。
泉館先生の追悼文のなかでも書いたが、私は長岡人のストイックさが好きで、長岡人の気質を敬愛している。東日本大震災のがれき受け入れも、真摯に受け入れを表明している。中越地震の際に寄せられた支援を忘れていないのだろう。私の住む市は市役所の前に義のこころ・謙信の地などと掲げているが、いっこうに受け入れの気配はない。以前、義だ愛だとやたら振りかざす者は、案外中身のない者が自己の装飾として振りかざしている場合が多い、と、ブログか日記かで書いたことがある。長岡のサムライ的な精神の律し方と、上越のナレアイ的な精神の不甲斐なさに忸怩たる思がする。
現政府の公表する数値や言うことなどを信じる気にはなれないが、現宮城県知事と現新潟県知事が責任を持って担うのなら、信頼して受けいれればいいと思う。
長岡で目にする常在戦場や米百俵の精神は、実践をともなっている。