越の修武録 令和編

上地流空手道宗家直系春日山修武館 令和元年からの活動記録です。

越後縦断

日本海の波と風雪が、米山にぶつかり荒れ狂う。視界は白と灰色に覆われ身も心も竦んでしまう。米山峠、ここで何度涙流しただろうか。
でもここを越えなければ長岡にも新潟にも行くことができない。根性振り絞って行ってきた。
そこには自分の心の弱さに揺るがない空手が屹立していた。
成るか成らぬかわからない志ではあったが、どうやら成りそうだな。今年はその仕上げの正念場。気張るぞ。
明日の少年部で進級者に帯を渡す。保留者数名の保護者の方に説明とフォローの依頼。あっけらかんと、しっかりやれ、といった反応。本来はどんどん落として試練を与えたいのだけれど、みんな良く練習していてできている。保留がせいぜい。
嬉しいぼやきだな。