越の修武録 令和編

上地流空手道宗家直系春日山修武館 令和元年からの活動記録です。

気質

 昨年の1部には飯(いい)の子達がたくさん入門してくれたのだが今年は直江津の子がたくさん加わっている。その飯と直江津では子供達でも気質の差が歴然としていて、指導者として驚きと面白さに心が弾む。1、2年、上地の基本をじっくり仕込んでみた後に、個性の差がどう顕れるか楽しみだ。
 1部は水色三名と俺の連合軍で直江津勢に立ち向かう。気迫がぶつかりあう道場の空気で、なかなかに張りがある。お前らには負けない。
 2部は手塩にかけたメンバーでほっとしてしまった。練習はかなりいいレベルのメニューを意欲的に消化。
 一般は俺は新人についていたが、他は茶帯が多く集まっていて真剣度が高い稽古をしていた。一般にも入門1年ちょっとの直江津人がいて、さすがに三十をすぎているから子供達ほど露骨ではないが、内に秘めた闘志がふとした拍子に顔をだす。
 柿崎人、頚城人、直江津人、おっと三和人も。
 それぞれ違うもんだなあ。
 そう、Kamo人に明星山の断崖を見上げるような言葉、「主人は空手着着ませんから」を2度きっぱり宣言されてしまった。