越の修武録 令和編

上地流空手道宗家直系春日山修武館 令和元年からの活動記録です。

春日山稽古納め

 新潟と長岡は稽古納めまで稽古を継続することができなかったが、頸城と春日山はできた。

例年だと、稽古後に大掃除して、道場で忘年会をするのだが、普通の掃除プラス鏡拭きで今年は終了。

 稽古ができたのだから、他力にも感謝いっぱい。

 さて、今年はCOVID-19という未曽有の禍に遭遇した一年で、それはまだ継続している。当初は未知のウイルスということで、学校すらおよそ3カ月休校するという事態となった。当然ながら道場活動も休止となった。その後、ウイルスの性質が少しづづわかってきたことと経済的な理由から、徐々に活動は再開された。私たちも感染に気をつけながら活動を再開した。しかし、ウイルスが弱毒化したわけでも、感染が減少したわけでもない。

 私の道場は、道場所在各市域(新潟は新潟市中央区、頸城は上越市頸城区)で感染が確認されたら6日間稽古は休止するという原則、かつ稽古時の接触稽古メニュを禁止、2mの間隔を保てる少人数クラスを再編して稽古を行っている。無論、主催大会は無理。毎年参加させていただいてる新武会、極真館全日本、理心館の大会も中止となった。みなさん、開催したかったはず。そこを、やはり感染防止と社会への感染拡大防止を優先し、賢明にも今年は苦渋の判断をなされたことと思う()。

 

 私達の道場が社会の中に在ることを考えれば、活動にあたっては利己的な行為は慎まなければならない。現況は、3月の学校休校決定時よりも状況は好転していない。むしろ悪化している。私の消極的な姿勢に、不満な方もおられるだろうし、反面、評価する方もおられる。ある意味、姿勢が露呈するわけだから、選んでいただければいい。

 COVID-19を機に、いい意味でも悪い意味でも世の中のいろいろな事柄が見直される機会となっている。

 

 今日は午前中仕事して、お昼にネットで購入している沖縄そばを食べてから稽古納めに臨んだ。無事、務めを果たして、完尚宗家から届いた沖縄の料理を、母と長女と、完明先生からのご褒美だねと言いながらいただいた。

 沖縄パワー!

 

プロやハイレベルの専用選手による大会や選手権は、知見と手段を駆使して開催すればいいと思う。